雨が降ってだいぶ秋が深まり…というよりも、もう初冬のように朝晩が寒く感じられるようになりましたね。
さて、日本シリーズでわいていたプロ野球。
結果は巨人の優勝となり、巨人優勝直前に最高視聴率が38.8%、平均は今季最高23.3%だったというから凄いですね。
テレビ離れが進んでいると言われている昨今ですが、やはり日本シリーズだけはまだ別だったようです。
勝ったチームも負けたチームも、面白い試合を見せてくれた選手達に感謝です。
そう。
視聴率低下、テレビ離れと先に書きましたが、ここのところ、テレビでは金属アレルギーの特集が多く放送されているようですが、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
興味深い内容ですから、当クリニックでは録画したものを放映しています。
では、本日はまたアレルギー検査の種類についてです。
・「フレアーアップ」による診断
パッチテスト直後や歯科治療中に、皮膚症状が悪化(フレアーアップ)することから間接的に診断出来る、症状を利用した検査です。
治療中には金属を削る際に、削りかすを飲み込んだり、微細な金属粉が吸いこまれたりします。
その際、普段より多くの金属が体内に取り込まれて症状が一時的に悪化することがあり、
それが治療後暫く経つと消えていくことも「治療的診断」と言えます。
・「リンパ球幼若化試験」
血液から、白血球の一部であるリンパ球を取り出し、試験管の中で調べたい金属と混合する非侵襲的(ひしんしゅうてき)検査のことです。
ちょっと難しいですが、アレルギーがあるとリンパ球の形態に変化が起こります。この検査は主に、薬疹の検査に行われるようですが、保険がきかないのが難点です。
…というわけで、金属アレルギーに関する検査についてご紹介してきましたが、先生により検査方法は様々で、この検査から行う、という決まりはありません。
なので、怪しいと感じたらまずは医院へ相談にいかれることをお勧めします。
また、どういう時にどんな風になるのか、日頃からそれらのパターンを控えておくことですぐ判ることもありますから、観察しておくと良いでしょう。
当クリニックでアレルギーに基づく治療を行う場合は、残念ながら当方では検査行っておりませんので皮膚科、内科等で診断して頂き、結果を踏まえて口腔内(こうくうない)の材料を選択、治療していきます。
また、金属に限らず様々なアレルギーに対するご相談や食事指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
…というわけで、金属アレルギーについての連載は一応ここまでとなります。
この間、多くの方々からご相談もお受けしました。
そのたびに驚くのは、これだけ蔓延しているのにも関わらず、何も対策がとられていないということです。
アレルギーは一度発症するとなかなか治りにくいものですが、体内のミネラルバランスを整えて行くことでかなり症状の改善が見込めますし、体質改善することで完治することもありますから、諦めずに治療していきましょう。
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