皆さんは「金アレ」ってご存知ですか?
初めて聞いた時、何のことだか全然判りませんでしたが、意味を知ってビックリ。
金属アレルギー、略して「金アレ」。
ネットで調べてみると出るわ出るわ…
この呼び名、若い人たちの間で、ピアスなどのアクセサリー類がきっかけになったりして起こる金属アレルギーのことを言っていたのでした。
当クリニックの治療項目でも書かせて頂いていますが、このアレルギー、実際は底辺もぐんと広がり、見逃すことの出来ない症状として認知されてきているようです。
僕も、口腔内(こうくうない)の金属の影響には気をつけ、取り組んでいますが、「金アレ」などと呼ばれるまで蔓延し、ここまで市民権を得ているようではいけないと反省することしきりです。
今回、金属アレルギーを取り上げたのは、皮膚科の先生の書かれた金属アレルギーの本と出会いがきっかけです。
著書にはこの問題が社会に広がっていると共に、診断できる医師、歯科医師が殆どいないといった内容が書かれています。
僕も歯科医師としての責任も感じますし、ここまで社会現象的な問題となっては、とても無関心ではいられません。
なので今回から少しこの問題について、歯科からの観点も交えて掘り下げて行こうと思います。
ではここで、ちょっと簡単なチェックをしてみましょう。
・ピアス、ネックレス、時計など金属製品でかぶれたことがある
・体のどこかに一か月以上続くかゆみや湿疹(しっしん)がある
・お風呂に入ったり、布団に入ったりするとジンマシンが出る
・最近頭痛、肩こり、倦怠感がひどくなった
…いかがでしたか?
上記項目に無縁の方はまず、金属アレルギーはなさそうです。
でも、実際はかなり多くの方がクリア出来なかったのではないでしょうか。
次回はこの項目についてもう少し細かく解説していきましょう。
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