降っては止み、降っては止みのじめじめした梅雨真っ盛りですが、
みなさん冷たいものを飲み過ぎたりしていませんか?
身体を冷やしすぎる事のないようにしてくださいね。
さて、前回までの「金アレ」は…
金アレという名前の由来、そしてピアスやアクセサリーなどの金属、口の中の金属などがきっかけになって起こるアレルギーであることなど、説明しましたね。
そして簡単なチェックリストもありましたが皆さん結果はいかがでしたか?
皮膚科の先生によると、湿疹や痒みで来院した9割近くの方に、金属による歯科治療がなされているそうです。 また、アトピー性皮膚炎の患者さんだけに限っても、その1/4の方々が金属アレルギーを合併しているとのこと。
では、金属アレルギーとは具体的にどういったものなのでしょう?
時計、指輪、装飾品、化粧道具、薬や食べ物、お茶やコーヒー、食器や調理器具、排気ガスや煙草の煙、骨折時の固定のボルトやネジ、その他の近代的医療器具に歯科金属と、ちょっと見回しただけでも我々の周りには金属だらけです。
そして、我々自身の体の中にも沢山の金属が存在します。
…というのも、人体の生命維持にも、実に沢山の金属が必要だからです。
その代表的な物に、「鉄」「銅」「マンガン」「亜鉛」「コバルト」「モリブデン」「セレン」「クロム」「ニッケル」など実に多くの金属があり、体内の代謝活動や、腸管での消化吸収に関与するなど多くの仕事に携わっています。
また、ビタミン類はこれらの反応の補助もしますし、ビタミン類の構成要素としても金属が含まれます。
そして金属は生命維持に欠かすことの出来ない反面、現代人の狂った免疫と反応してしまい、金属と接触したり、体内に吸収されたりすることで皮膚の湿疹や痒みを起こす異常免疫反応である「アレルギー」を起こす……
これを『金属アレルギー』と言います。
金属アレルギーに関して、皆さんの関心がかなり高いようですので、次回もこの問題について触れていくことにします。
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