金アレ? その5
2012-08-02 20:11
クリケ歯科クリニック
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本当に暑い毎日ですね。皆さん、ちゃんとこまめに水分摂っていますか?

オリンピックもメダルラッシュに沸いていますが、学生時代サッカーをやっていた僕は、男女のサッカーがどうなるかとても楽しみです。
オリンピックでのサッカーといえば、メキシコオリンピックの釜本選手、杉山選手の活躍が今でも目に焼き付いています。
今回のオリンピックでも、みんな頑張ってほしいですね。

さて、前回までの「金アレ」は…
水俣病についての記事と、アレルギーを起こす金属についてお話ししました。
今回は「金アレ」の起こる仕組みについて。

さまざまな方法で体内に取り込まれる重金属ですが、これらはマグネシウムやカルシウムに比べれば原子量は大きいものの、ハウスダストの抗原や花粉に比べれば比較にならないほど小さいものです。

これまでは、アレルギー反応を起こすにはある程度の分子量が必要だとされていたので、免疫反応は起こさないだろうと考えられていました。
しかし、単体(イオン)として存在するほかに、血液中のタンパク質のアルブミンと結合し、大きな分子を形成することも分かってきました。
そうして作られた大きな分子が「異種タンパク質」として認識され、免疫反応の対象、つまりアレルゲンとなります。

そして、皮膚からはアルブミンと結合した金属の他に、単体の金属も排泄されていきますが、皮膚特有のタンパク質のケラチンと結合し「金属+タンパク質」となった分子も、同様なアレルゲンとなります。

アレルギー反応が

1,表皮内汗管で起きれば、手足の小水疱を伴う難治性の湿疹

2・毛穴で起きれば多発性の痒疹結節(ようしんけっせつ)タイプ

3・真皮内血管やリンパ管周囲で起きれば多形紅斑(たけいこうはん)、慢性蕁麻疹(じんましん)タイプの発疹

1はとかく水虫と誤診されるケースが多々あるようですから、皮膚科の先生に十分調べて頂くことをお勧めします。


関連記事 :
金アレ? その7
金アレ? その6
金アレ? その4
金アレ? その3
金アレ? その2
金アレ?
金属アレルギー治療

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