金アレ? その10
2012-10-15 18:25
クリケ歯科クリニック
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去る10月7、8日、予防医学の京都セミナーへ参加してきました。
多くのお医者さん方もいらっしゃいましたし、金属アレルギーについても、臨床の立場からの情報も得ることができたのですが、
意外な実態があり、それぞれの内容について、おいおいご報告して行きますのでお楽しみに。

さて、今回は前回に引き続き、金属アレルギーの検査についてです。

「パッチテスト」
金属アレルギーが疑われる場合に、皮膚科で行われる最初の検査がこれになります。
十数種類の金属を溶かした水溶液を、特殊な絆創膏(ばんそうこう)に1滴ずつたらして背中の中央部に貼り、48時間後に剥がして皮膚の変化を見て判定します。

ただ、48時間で反応が出ない場合もあるそうで、慎重な判定が必要な上に陽正反応が出れば即座に判断出来るものの、陽性反応が出ない場合であっても金属アレルギーがないとは言えない「偽陽性」が存在するため、結局のところ感受性のやや低い検査…ということらしいです。

「チャレンジテスト」
パッチテストの結果、陰性でも湿疹やかゆみが消えなくて、金属アレルギーが疑われる場合に行われます。
金属を多く含むシチューやチョコレートを大量に(通常摂取の5倍×4日間)食べてもらい、かゆみや発疹を誘発させます。

そして、反対に金属を含む食材や飲み物を極端に制限し、かゆみや発疹が改善するかどうかを見る「裏チャレンジテスト」もあるようです。

極端に摂ったり制限したりして様子を見るというのは、テストされる側はちょっと辛いですが、
原因がわからずに症状にずっと悩むことを考えたら、やはり原因を突き止めて改善を目指す方が建設的といえるでしょう…アレルギー症状って本当に辛くてしんどいものですよね。

他にもまだ検査方法があるのですが、それらはまた次回にお話ししましょう。
この時期、やっと涼しくなったいか、夏の疲れを一気に出して体調を崩している方が目立ちます。皆さんも十分なビタミン・ミネラルを摂ることもですが、よく眠るように心がけてくださいね。


関連記事 :
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