輸入食材を考える その7
2013-10-10 01:57
クリケ歯科クリニック
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さて、今回は表題の通り、問題だらけの輸入食材についての続きです。
あれこれ調べれば調べるほど地球規模での遺伝子汚染が進み、しかも知らないうちに進んでいます。
今回はどれくらいの規模でそれらが行われているか、というところから始めましょう。

遺伝子組み換え作物の作付面積は、1996年から栽培開始後15年で、累積作付面積が10億ヘクタールを超えました。この面積はアメリカ、あるいは中国の総面積に相当します。
全体の約52%が先進国で作付されていますが、近年急成長しているのが発展途上国での作付けで、これもまた大きい規模の48%となっています。
GM大国アメリカではトウモロコシの85%、大豆の91〜93%、綿花の76%、キャノーラ油(菜種油)の75%、ハワイアンパパイアの50%はすでにGM作物に入れ替わっています。

GMO由来の派性商品も、既に食卓へ上がっています。
たとえば……
・ズッキーニ  
・GMO成長ホルモンを摂取した牛の乳製品
・アスパルテーム(甘味料)、異性化糖などの食品添加物
・GMOを飼料にした家畜の肉、卵、乳製品
・GMOの花粉を媒介しているミツバチのハチミツ
・タバコ
・スナック、チョコレートなどのお菓子

スーパーやコンビニで食品成分表を見てみて下さい。
たとえばGMトウモロコシから作られた「ブドウ糖果糖液糖」。
これは、
コーラ・発酵乳製品・フルーツジュース・清涼飲料水・ポン酢などの調味料の他、ドレッシング・パン・アイスクリーム・ケーキ・缶詰・漬物・スポーツドリンク・酒類・チューンガム・ジャム・佃煮・練もの製品・粉末製品などに必ず含まれているので、これらが確認出来れば、日本のGM食品汚染をものすごく身近なこととして感じるでしょう。

では、実際にこの国でどれだけのGM食品が承認されているのでしょうか。
調べて見ると承認済みGM食品は2011年6月13日時点で160品目の食品と、14品の添加物が厚労省の安全(?)審査手続きを経ています。
それからさらに2年経っていることから、今はもっと多くのものが認可され、食卓に上っていることでしょう。

これらは確実に体を蝕み、壊していくものばかりです。あまりにも根が深い問題なので、今後もまだまだ色々なお話を書かなければいけませんね。
これらの問題は一見歯科とは何の関わりもないように見えますが、決してそうではありません。
安全でなくてはならないはずの日々の食事が、家族のための食事が図らずも毒になっていることで病気が蔓延しているとも言えるのです。そしてその為に薬を常用する人が増え、たとえば唾液が出なくなって入れ歯が合わなくなるとか、歯科の分野にも弊害が起こってくるのです。

体は繋がっているのですから全体を見なければ正確なことが判らない。
そして人間に限らず、生きとし生けるもの全てはみな、食べたもので出来ているのです。


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