まだまだ残暑厳しき折、皆さんお元気ですか?
冷たいものの飲み過ぎには気をつけてくださいね。
え?おまえはどうなんだって?…実はいただいたビールも、日々飲んでいたらそろそろ底をつきそうな(汗
さて今回は前回の続き、アレルギーの傾向について。
★第一段階
異物(アレルゲン)が体内に侵入→Tリンパ球がBリンパ球に指令「アレルゲンを捕まえる抗体を作れ!」IgE抗体を作成→出来たIgE抗体をマスト細胞が装着し準備完了!
これは敵が侵略してきて、司令官が敵の状況を判断し、必要な武器を作ることを指令し、出来上がった武器を兵士に渡し、攻撃準備終了…ということになりますね。
★第二段階
再び同じ異物(アレルゲン)が体内に侵入→マスト細胞がアレルゲンをキャッチ!IgE抗体が攻撃開始→
ヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出、これが、かゆみ、痛み、くしゃみ、鼻水、炎症などの反応を起こさせます。
つまり、再び敵が侵入、兵士が適切な武器で攻撃しますが、その副反応として出るのが、アレルギー反応と考えるとわかりやすいでしょう。
食物アレルギーは体の免疫システムが食物のタンパク質を異物と認識し引き起こすものです。
ある日突然発症するのは「体内でIgE抗体が徐々に増え、突然症状として現れるから」と考えられ、巷で言う、コップのお水が徐々に増していき、ある時突然溢れ出すあれと同じ、という方が分かりやすいでしょう。
好物だったり、単品ダイエット等で特定の食品ばかり食べている人が発症するケースは少なくないそうで、前回のエビがそれにあたります。
ただし、すべての方がそうなるわけでもなく、この辺りはまだまだ分かってないことも多いそうです。
なににしても好物だからとそればかり食べるとか、単品ばかり食べる習慣がある場合は要注意ですし、結局は「いろいろなものをバランスよく食べる」ということに尽きてしまいますね。
またその際には日本人の食性を考え、できる限り日本古来からの食材を主体に摂るのが、日本人には一番合っているということを忘れないようにしたいものです。
関連記事: