クリケ歯科クリニック,横浜市,戸塚区,踊場駅,歯科

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診療に予防を取り入れてから、実に20年近くが経ちました。僕に「予防」を気づかせてくれたのは患者さん達です。また、カリオロジーという、虫歯の実体をきちんと把握してコントロールするという考え方でも十数年、スタッフと共に進めて来ました。

当初から、歯周病の全身への影響を考え、無理なことは強要せず、気持ち良く通って頂ける病院を目指したことが認められ、支持して下さる方々も、定期的に通って下さる方も多数です。医師としてこのように認めていただけるのは医師冥利に尽きるとも言え、自分の診療方針に間違いはないと実感できることが自信にも繋がっているのは確かです。

しかし、10年程前から「体と歯周病、虫歯には思った以上の関わりがあるのではないか?」と考えるようになりました。医院での予防処置も重要ですが、もっと重要なのは「知識」だと気がついたのです。このことに気づかせてくれたのも患者さん達です。

患者さん達の訴えに答えようと尽力しても改善しづらい、限界になることが増え、その原因を探るうちに、薬の副作用に起因していることが多数あることが判ってきました。そのころから、杏林予防医学研究所の山田豊文先生に師事し、分子整合医学という食事・栄養についてのことを根本から勉強させて頂きました。

食べたもので体が出来ているという、ごく当たり前のことに気がついたのもこの時です。言われてみれば当然のことで、そこから食事内容の大切さ、また、日々どのように過ごすか、環境の悪化の影響がどれほどくるのかなど、多くの理解を得られました。

そうして得られた知識を生かし、まずは患者さんが薬を多用せずに済むようになるためにはどうすべきかを考え、そのために毛髪ミネラル検査や遅延型食物アレルギー検査などを導入して、体全体をみることで治療に役立ててきました。

クリニックにいらっしゃる患者さん達も僕から話をきいては驚きながらも、今では大変熱心に勉強なさって、色々なことを逆に僕に教えてくださる方までいらっしゃいます。僕だけが治療しているのではなく、患者さん達も治療に参加するという理想的な形が生まれてきているのです。

さらに新神戸歯科の藤井佳朗先生からは、噛み合わせの重要性と電磁波障害(電磁波過敏症)の勉強をさせて頂くことで、口の中に使う金属が人体にどれだけ深い影響を与えるのかを知り、治療に取り入れて役立てることが出来るようになりました。

今後、TPP締結により、日本の医療が大きく変わります。国民皆保険制度が崩壊するのも目前で、そうなれば信じられないような医療費になるでしょう。自分で自分の体を守る、歯を守る、が必要になります。今までのように簡単には病院に受診出来なくなるのです。

その時のために少しでも、訪れる患者さん達の健康維持の力になれればと日々診療しています。
 

院長:栗家洋
略歴
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鶴見大学歯学部卒業
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