豆乳……というわけで
前回お届けしたお豆腐についての情報、いかがでしたか?
豆腐とくれば、次はやっぱりこれ、というわけで本日は豆乳について。
豆乳のイメージっていうと、まず牛乳の仲間?それとかちょっとくさいけど健康にいい…そんな感じでしょうか。
豆腐に比べて、成分的な細かいことは分からないっていう方が大半じゃないかと思います。
そこでまずは豆乳の成分から言うと「大豆を原料とし、豆腐をつくるときの豆腐に固める前の状態(乳液状)のもの」、つまり豆腐との違いと言えば、固体か液体化の違いしかないということになります。
この豆乳、ポピュラーになったのは戦後のことだそうで、やはり、臭みが原因で昔は嫌われていたらしい。
以下は豆乳のJIS規格での分類です。
・豆乳
…大豆固形8%以上(大豆タンパク質換算3.8%以上)
・調性豆乳
…大豆固形6%以上(大豆タンパク質換算3.0%以上)
・豆乳飲料…
A 果汁入り:
大豆固形分2%以上(大豆タンパク質換算0.9%以上)
B その他:
大豆固形分4%以上(大豆タンパク質換算1.8%以上)
さて、次は肝心な効能です。
大豆タンパク質:
血清コレステロールの低下作用、血小板の凝集性の抑制作用など、全身の血流改善に役立つといわれています。
イソフラボン:
大豆の胚芽に含まれている植物性化合物であるポリフェノールの一種で、女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造です。
乳ガンは、エストロゲンの過剰分泌が原因のひとつと考えられ、大豆イソフラボンは、エストロゲンが足りなければ補い、多すぎるときには減少させようと働くため、
乳がんなどのホルモン依存型のガン予防にも効果が期待されています。
また、女性は閉経後、それまで骨を丈夫にするのに役立っていたエストロゲンが不足することによって、骨にカルシウムが届けられにくくなり、骨粗鬆症になりやすくなります。
イソフラボンの代替(だいたい)ホルモンとしての働きは、骨粗鬆症予防にも役立ちます。
……というわけで、
他にもサポニンなどありますが、長くなるので今回はここまで。