毛髪検査結果の傾向と対策2
2011-10-28 23:28
クリケ歯科クリニック
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さて今回は、皆さんかなり興味がありそうで反響が大きく、また知人からも次はまだかと催促もあった毛髪検査について、続きをお話ししていきましょう。

前回は水銀とヒ素についてお話ししました。
今日はカドミウム(Cd)、鉛(Pd)、アルミニウム(Al)についてです。これらも実に多く見られる有害重金属ですが、まずはカドミウムから。

カドミウムは排気ガス、タバコ、水、穀類(米、玄米)、野菜、魚介類からの蓄積が多いようです。
主に腎臓に蓄積し、腎臓障害を起こさせます。また血液中のカルシウムの排出を促してしまい、骨に含まれるカルシウムを減らし骨を脆くさせます。これがあのイタイイタイ病ですね。

その他にも、必須ミネラルである亜鉛を追い出して高血圧や心臓病をも引き起こさせる、実にやっかいな重金属です。

欧米では脱カドミウムが進んでいて、身近なところだとニッカド(ニッケルカドミウム)電池が、ニッケル水素電池へ移行しているのがその一つの例としていえるでしょう。

次に鉛。
鉛は水、缶詰、タバコ、排気ガス、古い配管、古い塗料などから蓄積します。残念ながら通常の浄水器では、鉛を取り除くことが出来ないのが現状です。

主に骨、肝臓に蓄積し、疲労・頭痛・貧血・不眠などの症状を引き起こさせます。また、血液中のヘモグロビンの中に入り、酸素の運搬を妨げ貧血を起こさせたりもします。

そして本日のトリを飾るのはアルミニウムです。
アルミニウムは『アルツハイマー認知症患者の脳に多く蓄積』していることで有名であり、アルツハイマーの一大原因として考えられています。 

長年、学校給食の食器にアルミの物を使っていたのが撤廃されたのは喜ばしいことですが、少なくなったとはいえ鍋、ヤカンもまだ多く生産されているのも事実。

それに、実は薬剤にも含まれていることが多く、ここではちょっと名前は控えますけれども、非常に有名な胃腸薬に多く含有されている、というのも有名な話です。
そうそう、ベイキングパウダーも要注意ですよ!あれにも実は多く含まれているのですから。


以上、簡単にですが、2回に分けてお話したこれら有害重金属はどれも、計測された値が少なければ少ない程よいものです。

大きな症状を出さずとも、疲れが酷いとか、鬱傾向にあるとか、人によってさまざまな症状があると思いますから、思い当たる方も気になる方も是非、毛髪検査を受けてご自分の体内ミネラルの状況を把握することをおすすめします。

そして、自分が今どれだけため込んでいるのか把握してから、解毒方法を考えてみるとよいでしょう。
「自分はそんなに溜まってない」と思う人ほど、実は溜まってたりするんですよ(笑)

でも、どれだけ溜まっていたとしても心配はありません。ちゃんとしかるべき措置を執れば毒は抜けます。

いつまでも若々しく、健康でいるためだけでなく、いつまでもおいしくご飯を食べるためにも、ちょっと自分を調べてみてはいかが?

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