成人式も終わり、1月も半ばになりますが皆さんお元気でしょうか?
今回は意外と知られていない「糖化(とうか)」、別名「メイラード反応」についてお話ししましょう。「酸化」と「糖化」は老化の両輪なのですが、「糖化」についてはほとんど知られておらず、知名度が低いようです。
さて、この年末年始、久々に会う友人、知人が多かったと思います。そこで「お前、老けたな!」「あいつ最近老けたな!」なんて言葉も飛び交ったのではないでしょうか?
中には言葉に出来ないほど「…」な人もいたかも知れません。
同い年でも年上でも、やたらに若い人もいますが、反対になぜ?と思うほど老けてしまっている人もいますね。
そんなになる原因は一体何なのでしょう?
答えはズバリ「糖質」にあるのです。
我々の体は大部分がタンパク質で出来ています。筋肉、血管、肌など「タンパク質」を元気な状態に保つことが若々しさと健康を維持する秘訣です。そして、そのタンパク質を劣化させるのが「糖質」だったのです。
過剰な糖質はタンパク質と結合しやすいのです。糖質と結びついたタンパク質がどうなるかというと、AGEs(エージーイーズ、蛋白糖化反応最終生成物)という「老化物質」を生成し、その糖化したタンパク質が身体にたまって老化が進んでいくのです。
さて、あなたは直前までに何を食べていましたか? ご飯?ラーメン?サンドウッチ、それともパスタ?これらには全て糖質が含まれています。
このAGEsの悪行は以下の2つ。
1.タンパク質を劣化させる
2.機能性タンパク質の働きを停滞させる
体の血管、筋肉、皮膚、骨、髪すべてがタンパク質で出来ています。それが糖質によって老化物質を生み出すのでは、老化が早くなって当然というわけですね。
また、このケースの場合は、見た目以上に血管、内臓の働きをも低下させられていて、糖尿病などから合併症をも引き起こさせます。
AGEsが生成されやすくなるのは血液中に糖質が多い時ですから、日頃からの糖質の摂り方次第で、老化のスピードや病気にかかる確率が変わってきます。まずは糖質の摂り方を見直すことから始めましょう。
というわけで、次回はこの糖質についてお話ししましょう。
かなり寒くなっていますが、皆さん風邪など引かぬようくれぐれも暖かくしてくださいね。
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