早くももう師走に突入ですね。本当に一年経つのは早いものです。
さて、今年大いに期待し、応援した日本女子プロゴルフツアーも無事に終わりました。
応援した選手も大いに頑張り、僕らを楽しませてくれました。
また、先日15日には、順天堂大学の白澤卓二教授の出版記念パーティーにも参加させて頂き、多くの著名な方々とも親交を深めることができました。
中でもプロスキーヤー三浦雄一郎氏のご子息、豪太氏と交わした、スキーにおける歯科治療の重要性についての話は格別で、雄一郎氏の口腔内について相談したいというお話しも頂き、改めてスポーツと歯科治療は深い関わりがあることを確認しました。
さらに今年僕が注目していたアナウンサー、生島ヒロシ氏ともお話させていただき、彼の造詣の深さに改めて驚きながらも、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
その他にも大勢の著名人がいらしていて、さすが、日本におけるアンチエイジング分野をリードする先生だけのことはあると感心させられました。そうそう、今話題の南雲吉則先生もいらしていました。
彼は僕と同い年なんですよね。ちなみに、彼が今、大々的に推奨していることは、僕が以前からずっと患者さんたちにお話ししてきたことですから、僕の患者さんたちからしたら、初めて聞くことはほとんどないのではないかと思いますが(笑)
…と、前置きはこれくらいにして。
今回は、以前より気になっていた「抗生物質耐性菌」について取り上げたいと思います。
抗生物質は人間だけでなく、家畜にも大量投与されているのを皆さんはご存知ですか?
家畜には、その肉を柔らかく上質にするために、非常に多くの化学物質の他に、病気にならないようにするため、大量の抗生物質も使われています。人間も大量の食品添加物を年間4キロくらい摂取してる計算になることは、以前ブログでも紹介しましたね。
しかし、先だって読んだ資料では、人間より家畜の方が大量に摂取しているということが書かれていたのです。家畜に多く抗生剤やその他を使用すれば、当然その肉にも多く抗生剤などが残留することになります。
ということは、それらの肉を食べると言うことが、病気でもないのに抗生物質を多くとることになるわけです。
ペニシリンの登場以来、抗生物質は、感染症に対する劇的な治療薬として汎用されてきました。
しかし、使えば使うほど抗生物質に対する耐性を備えた細菌が出現し、効果がなくなることから、絶えず新しい抗生物質を開発しなければならない状態になっていることはご存じでしょうか?
そしてそれが、病院内などで体力の落ちた患者さん方への大きなリスクとなっているのも問題になっており、世界的にも安易な使用は避ける必要性があると言われているのです。
……というわけで、次回はもう少し、隠れた問題を掘り下げていこうと思います。
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