先日、DeNAのプロ野球参入が決定しました。
工藤公康監督決定がいつなのか、待ち遠しくて仕方がありません。
来週早々なのでしょうか??
さて、今日は前回の続き「口呼吸と鼻呼吸について」です。
現代人は口の周りの筋肉、口輪筋(こうりんきん)の力が減少しているために、口を常時閉じることが出来なくなっています。
又、口輪筋にはいくつもの表情筋が付着していて、目をパッチリさせたり口元を引き締めたり、あごのたるみを取ったり、首のラインをスッキリ見せたりしてくれます。
それから、もっと重要なのは舌の根本、口の中の奥の舌根を沈下させないで気道(空気の通り道)を確保してくれること。
この力が弱くなると気道を塞いでしまい、睡眠時間無呼吸症候群を引き起こしたりします。
仰向けで眠れない方はこの可能性が高いので、まず朝起きて、血圧上昇があったり、睡眠不足、イビキ、集中力が欠けるなどの症状がある場合は要注意です。
本来、口輪筋に力があればちゃんと仰向けに眠る事が出来ます。 アトピー、アレルギー、喘息(ぜんそく)など煩っているお子さんがいる場合、まず寝姿を一度観察してみて下さい。
当クリニックでも、お子さんを診察中、親御さんにこのお話しをするとたいてい驚かれ、なぜ判るのかと言われますが、お子さんが口を開けている事や口の中の乾燥具合、虫歯の有無から進行状況からある程度判ってしまうと言うのが正確なところです。
色々な機能のある口輪筋ですが、自宅などで簡単にその強さを測るには、以下のような方法があります。
フロッピーディスクを男性で5枚、女性で4枚を唇でくわえ(歯は使わず、唇の力だけで挟んでください)10秒保持出来るかどうかやってみましょう。
これがクリアー出来れば問題なしです。
また、当クリニックでは口輪筋力の測定機がありますからちゃんとした数値で確認できますので、試してみたい方は遠慮なくお申し出下さい。
ちなみに以下は、口輪筋を鍛えるための器具を使わない「くちびる体操」方法です。
1、上唇の真ん中を親指と人差し指でつまみ、前方に20回引っぱります。
2、1の要領で下唇の真ん中をつまみ、前方に20回引っぱります。
3、割り箸を上下のくちびる全体を使って強くはさみ、この状態を約2分間持続します。
以上、1~3を1日2~4回を目安に毎日時間を決めて行います。
器具を使用の場合は『パタカラ』という器具をお勧めします。単純ですがとても効果のある器具ですから、是非使ってみて下さい。
口輪筋を鍛えることでもたらされる副産物はかなり多くあるのでそれはまた改めてお話ししますが
まずは口呼吸を鼻呼吸へ戻すことから始めましょう。
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