口呼吸(こうこきゅう)と鼻呼吸(びこきゅう)
2011-11-29 02:53
クリケ歯科クリニック
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字のごとく「口で息をするのか鼻で息をするのか」ということなのですが、今日はこれからの季節、どちらの呼吸法かで大きな違いが出てくるというお話。
 
電車に乗っているとき、本を読んでいるとき、歩いている時…口が開いてること、ありませんか??
また、お子さんがTVを観ている時やゲームに夢中になっている時、ちょっと口の状態がどうなっているのか見てみましょう。
ポカンとお口を開けてる子とそうでない子と分かれると思いますがどうでしたか?
 
さて、何を言おうとしているか、もうお分かりですね!
殆どの方々は子供の頃、よく親御さんから「口閉じて!」と叱られた記憶があると思います。かくいう僕もそうでした()
 
正しい人間の呼吸法は勿論、鼻呼吸です。
ではなぜ、口呼吸ではダメなのでしょうか。
 
鼻には吸気の温度、湿度を調整し呼吸器への刺激を防ぐだけでなく、体内への異物の侵入を防ぐ役割があります。
外気が鼻腔(びくう)を通過する一瞬にこの作用が行われますが、
その機能が行われないと、のどや肺は大きなダメージを受けてしまいます。
そして長時間、口呼吸を続けると、唾液が蒸発して口の中が乾燥していきます。
 
口の中の粘膜組織は非常に乾燥に弱く、唾液によって粘膜を潤わせ機能も保護されています。
 
唾液には、食べ物の消化や殺菌、口腔内(こうくうない)の洗浄、消毒、咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)、
発音の補助、体液バランスの維持等、数々の生理作用があります。

口の中が慢性的に乾いていると粘膜が傷つきやすく、唾液の殺菌、洗浄、消毒作用も発揮されにくくなり、口の中で細菌が繁殖しやすくなるだけでなく、攻撃をも受けやすくなります。
結果、虫歯や歯周病が起こりやすくなりますし、口内炎、ヘルペスなども出来やすくなります。

また、喉も無防備になりカゼを引きやすくなり、カゼを引くと咽頭炎(いんとうえん)や扁桃炎(へんとうえん)を併発し、治りにくいといった状況に陥ります。
 
……ということから、口呼吸は口やのどの病気の全てに影響を与えると言っても過言ではなく、口呼吸と鼻呼吸では、カゼを引く確率も相当変わってくるでしょう。
故に口呼吸は体に悪く、鼻呼吸であるべき、ということなのでした。
 
…ということで、長くなるので今回はここまで。次回はもう少し掘り下げて、対策なども考えましょう。
 
そうそう、結局、みなさんにご紹介した「酉の市」ですが、今年はなんだかんだで行けませんでした(T_T)
でも、9月に京都のとある神社のお守りを入手したのですが、それからなんだか物事がうまくいくことが多くなっているようで、ありがたくも「おかげ」をいただいているような気がしています。
 
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