【アレルギーの犬にオメガ3】
2011-06-19 16:13
クリケ歯科クリニック
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先日、ネットで面白い話題を見つけました。表題のようにアレルギーを持っている犬にこのタイプの油を与えているというものです。
この飼い主の方はとてもよく勉強なさっていると感心してしまいました。

実はこれ、いつかは書きたいと思っていた内容なんですよ。
6/21の山田豊文先生のセミナーも食用油の内容なので、参加なさる方には予備知識にもなるかと思いますので、ちょっとお話しましょう。

食用油はいくつも種類があるのですが、まず大きく分けると下記の2種類。

1、飽和脂肪酸
2、不飽和脂肪酸

それぞれ特徴として

1は常温で安定
代表的なものにバターやラード、乳製品などがあります。

2は常温では不安定であり、液状。

2はここからまた大別して3種類に分かれます。

1.オメガ3
(サバ、イワシなどの青背魚に多いEPA、DHA、その他にシソ油、フラックスオイル(亜麻仁油)などに含まれるαーリノレン酸など)


2.オメガ6
(現代人が特に多く摂り過ぎている為に数々の疾患を招く原因となる。コーン油、ベニバナ油、マヨネーズ、サラダ油 などの植物油に多く含まれるリノール酸)


3.オメガ9
(オリーブオイル、 キャノーラ油などの植物に多く含まれるオレイン酸)


これらの食用油は、実に絶妙なバランスで相互に働きあい、生命を維持しています。
ところが、これら食用油の摂取バランスが崩れることで、さまざまな病気が引き起こされるということが判ったのです。

中でも特にオメガ3とオメガ6の比率が大切で、1950年代にはその比率が1:2ぐらいでしたが、現在では1:5〜20といった比率に崩れてきてしまっています。

その為に色々な弊害が出てきているのですが、ここは携帯サイトのため、どういった弊害が出ているのかを書くには紙面が足りないので、それについてはまたの機会としましょう。


オメガ3、つまりEPAやDHAの効能として

・心筋梗塞、脳梗塞の原因となる血栓を防ぎ血液をサラサラにする
・中性脂肪の減少
・血圧を下げる
・がんの発生や増殖を抑える
・アレルギー性疾患を抑える
・精神を安定させる
・認知症を予防
・記憶力や学習機能を高める
・歯槽膿漏の予防

など、ざっと書き出しただけでもこれだけあります。

1番のお勧めはフラックスオイル(亜麻仁油)。

お世辞にも美味しいとは言えませんが、何と言っても効率はピカイチです。
これが難しい時はサプリメントで代用できます。

それ以外には魚から摂るのがいいのですが、
残念ながら現在、福島原発の放射性物質が海に流れ出ているため海洋汚染が進み、
魚はあまりお勧めは出来ない状態になってきてしまいました。

亜麻仁油については以前、ビストロSMAPで2度に渡り健康に良い油として紹介されてもいますし、

当院のスタッフも、そして姪っ子達の所も、人間だけでなく犬にもちゃんとこのフラックスオイル(亜麻仁油)を飲ませて病気を防ぎ、健康を保つようにしています。

姪の所の犬などは、若返りの効果がちゃんと出て、この油を飲むようになったら白髪になっていた目の周りの毛が黒々と元に戻っていました。

そうそう、大切なことを書き忘れました。
このタイプの油を使う時は、決して加熱しないでください。
加熱してしまうと過酸化脂質という毒物に変わってしまいます。
ですから、味にクセがありますけれど、生で使って下さいね。


それでは、21日(火)は午後セミナー参加のため休診させて頂きますので宜しくお願いします。

関連記事 :
亜麻仁油はマズイ!?

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