先日ご紹介した酉の市、ブログ読んで下さった方々も横浜の酉の市をご存知なかった方が意外に多く、是非行きたいといった声を多く頂きました。
まだ今年はあと2回ありますから是非行ってみて下さい。僕も先日行けなかったから、次に賭けたいと思います(笑)
さて今回はちょっとシビアなお話で、どこの家にも必ずある、と言っても過言ではない『ラップ』のお話。
ここでちょっと、キッチンにあるラップの表示を見てみましょう。あれとかこれとか、なんかいっぱい書いてある中に「ポリ塩化ビニリデン」(PVDC)という文字、ありませんか?
もしそれがあったら、これは塩化ビニールの一種ということ。
「塩化ビニール? 書いてあるけど、それだとなんかマズイの??」
……まずいんです(^◇^;)
塩化ビニールは燃やすとダイオキシンを発生させるんですね。また、環境ホルモンのフタル酸エステルを含んでいて、さらに塩化ビニールモノマーには発ガン性がある、と疑われています。
環境ホルモンの毒性というのは非常に強く、この塩化ビニールについては50Mプールに目薬1滴(1兆分の一)の濃度で生体に影響を及ぼすと言われています。
50Mプールの水の量を想像してみて下さい…オリンピックで選手達が泳ぐあの大きさのプールに、たった一滴、目薬の一滴量を垂らしただけで影響が出るって、どんだけ毒性が強いのよ!??……そう思いませんか?
で、本当に毒性が強いから、政府は弁当製造現場での塩ビ系ビニール手袋の使用を禁止しています。この手袋だけで食品を汚染させるということが判っているから。
なので、この塩ビ系ラップをかけたまま電子レンジでチンすると、高温になって蒸発したフタル酸エステル等が食品を汚染してしまうことになるのです。
ちょっと信じがたい話ですが、ここでまたラップのパッケージをよく見てみましょう……「電子レンジには使用しないで下さい」と書かれていたりしませんか??
いつも思うんですが、どうしてこういった重大なことについては本当に、まるで銀行で何か契約した時に渡される「約款」のように、小さい字で書くんでしょうね。
じゃ、ラップはどれも使えないのかというとそんなこともなく、使える物もあります。
僕のお勧めはポリオレフィン系。これは一般にポリエチレンやポリプロピレンと言われているもので、これらには「塩素を含みません」「非塩素系」「電子レンジ対応」などと表示されていると思います。
もちろん燃やしてもダイオキシンは出さないし、猛毒のフタル酸エステルも出しません。
是非、箱の四方八方をよく確認し、害のないものを買うように心がけましょう。
……ある意味、マイナーなメーカーのものの方が安心かもしれませんよ!?
関連記事 :
日本人の食品添加物摂取量は年間4kg