やっと暑さも緩んで秋晴れな空を見上げると、結構不思議な形の雲が流れていくのが見えたりしますが、皆さんは空を見上げること、ありますか?
彩雲なども結構見られて楽しいですよ。
さて、前回取り上げたココナッツオイルについての記事に、かなりな反響がありました。アルツハイマーに効くという情報がどれだけ重大なニュースなのかがうかがえます。
ココナッツオイルは果実の種子を圧搾抽出した天然の油です。独特な甘い香りが特徴で、融点が25℃と低いので、今の時期はまだ液体ですが、もう少し経つとペースト状になり、さらに寒くなると固形になり、そうなるとスプーンでも歯が立たなくなるほど固くなります。
こうなると使用に差し障りが出るので溶かしてから使うことになるのですが、その際には必ず「湯せん」で溶かすようにしてください。(決して蛋白質やその他、マイクロ波で物質の変性をさせてしまう電子レンジは使わないように)
この油は、熱にはめっぽう強く、炒め物や揚げ物にも使えますが、揚げ物の場合は油の量を考えると高価すぎますね。
さらに変性しにくいので、約2年は常温保存でも大丈夫。たとえば製氷皿で小分けにして凍らせ、使用の際に一カケずつ使うのもいいでしょう。
僕はよくコーヒーに入れています。勿論、炒め物にも使用していますが、油の性質上、最も相性がいいのはカレーに入れることでしょうか。
また、甘さもあるのでお菓子作りにも持ってこいです。その他にも工夫次第で色々なバリエーションがあると思いますので、是非皆さんで考えてみて下さい。
しかし、疑問もあります。というのも、油なのだから何か弊害があったり、何より太らないのか?という疑問です。
ところがここでも、ココナッツオイルの優れた特性が効いてくるのです。
僕のブログを読んでらっしゃる方々は、油はどの種類も1gが9kcalであることをご存じだと思います。ココナッツオイルの約60%を占める中鎖脂肪酸は、腸で素早く吸収されて肝臓のケトン体回路に入り、ケトン体に分解されます。
それから血液中に放出され、脳の神経細胞や筋肉、心筋(心臓の筋肉)などの、エネルギーを大量消費する部分で速やかに使われます。また、他の飽和脂肪酸と違って中性脂肪に変わるので、組織に蓄積されることがありません。
さらにこの油は完全燃焼するだけでなく、脂肪組織に蓄積された中性脂肪を減らす効果も確認されているので、痩せる方もいるのです。あ、でも、だからと言ってやっぱり摂り過ぎはダメですよ(笑)
その他、前回ちょっと触れた美容効果についても高い効果が認められていて、以前からオイルマッサージの世界では当たり前のように使われていました。
サラッとべたつかないオイルですから、塗った後もべたつかないのに肌が綺麗になる。この特性を生かして昨年の冬場は、ハンドクリームとしても僕は使いました。
元来ハンドクリームは使わないのですが、使った後はやはりスベスベして肌が滑らかになりました。
また、このオイルは髪の毛にも使えるそうで、入浴の30分程前に髪に塗り込みヘアパック。その後は通常通りに洗髪、トリートメントでOKです。かなりよいと言うことですから是非お試しあれ!
というわけで、天然素材な上に食事から美容まで幅広く、しかも簡単に使えるココナッツオイル、これを使わないのは損ですよ!
当クリニックでは皆さんにお分けするべく、お勧めのココナツオイルを販売していますので、ご遠慮なくお申し出ください。愛用者はドンドン増えていますよ!!関連記事:アルツハイマーとココナッツオイル