やっと秋らしい風が吹くようになりましたが皆さんお元気ですか?
僕はよく本屋さんをウロウロするのですが、そこで見つけたのが順天堂大学の白澤卓二先生のココナッツオイルがアルツハイマー病を改善する内容の本「アルツハイマー病が劇的に改善した!」でした。
ご存じのようにアルツハイマー病に伴う認知症患者が急速に増加、大きな社会問題となっていますが、アルツハイマー病の原因はいまだに解明されていませんし、そのため有効な治療薬が開発されていないのが現状です。
白澤先生はアメリカ滞在中、小児科医のメアリー・T・ニューポート医師が書いた「アルツハイマー病にココナッツオイルが有効である」という本に出会って疑問に思ったそうです、なぜココナツオイルが?と。
ニューポート医師は、ご主人のスティーブさんが若年性アルツハイマー病を発症して以来、新薬の治験情報を探していたある日、アクセラ社というバイオベンチャー企業が中鎖脂肪酸を原料とした新薬をアルツハイマー病治療薬として、FDA(アメリカ食品医薬品局)に承認申請をしていることを知ります。
そして彼女は、中鎖脂肪酸がココナッツオイルに多く含まれていることを知り、ご主人にココナッツオイルを摂らせたところ、その日から認知症状の改善が見られたというのです。
調べてみると、中鎖脂肪酸が肝臓でケトン体という物質に分解され、このケトン体が認知症状を改善していたことが判りました。
アルツハイマーとは、脳の神経細胞に変性が起き、エネルギー源のブドウ糖をうまく使えず認知症状を引き起こします。しかし、神経細胞が、エネルギー源としてケトン体を利用することで再び働き出すようになるのだそうです。
中鎖脂肪酸は飽和脂肪酸に属します。少し勉強なさった方なら、おや?と思われるのではないでしょうか。
僕も最初、飽和脂肪酸と言えば動物性の油が多く、悪いイメージが浮かびました。ケトン体も糖尿病患者のケトアシドーシスを引き起こす犯人と見られてきましたし。
しかし、植物由来の中鎖脂肪酸は違っていたのです。
去年、白澤先生の出版記念パーティーでお会いした際、やはりココナツオイルのすごさについて先生が語っておられたので、そんなにスゴイなら、とボケ防止のため僕も使って約1年になります。次回は使用方法などをお知らせしようと思いますのでお楽しみに。
そうそう、本を読む前に、僕の参加している勉強会の方で先にココナッツオイルの効果について少々教えてくれていたのですが、そちらの方はアルツハイマー病の改善よりも、その美容効果の高さでした。美容効果と聞けば、そちらの方も気になりますね(笑)
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