桜の季節が過ぎ、やっと春まっただ中ですね。
そんな中、ゴルフのLPGAも始まり、プロゴルファーの皆さんの成績が気になる毎日なのですが、先日は久しぶりに中華街にあるスマイルシーズで買い物していたら、偶然そこへ工藤遥加プロが通りがかり「お、先生!!」
非常にお元気で顔色もよく、今季の成績が楽しみな印象でした。
さて、ここのところ時々耳にするビタミンD。今回はこれを取り上げましょう。
ビタミンDは、Ca(カルシウム)の吸収を促進し、骨の代謝に不可欠なビタミンです。
脂溶性ビタミンの1つで、日光に当たり紫外線を浴びることによって体の中でつくられます。このことから、「日光のビタミン」とも呼ばれています。 カルシウムと相性がよく、カルシウムの吸収率やカラダでの濃度調節に深く関わっていて、不足すると、成人では骨軟化症、小児ではくる病、高齢者では骨粗鬆症の原因にもなります。
近年、ビタミンDの研究が進み、特にビタミンD3の機能がほかにも多くあることが分かってきました。
ビタミンDが役立つ疾患としては、骨粗鬆症、 糖尿病、ガン、インフルエンザ、花粉症、呼吸器感染症、うつ病、統合失調症、アルツハイマー、パーキンソン病などで、日本でも死亡例が多く、問題 になっている疾患ばかりです。
骨粗鬆症を予防したい、骨の病気が気になる、いつまでも若々しくいたい、免疫力を高めたい、血糖が気になるといった方々にお勧めします。
米国タフツ大学の研究でも在宅高齢者の血中ビタミンD濃度を測定したところ、認知症を発生している方々は発症していない方々よりも血中ビタミンDが少ないことが分かりました。
また、フランスのアンジェ大学の調査でも同じことが確認され、さらに日光浴についても調査したところ、アルツハイマー病を発症していて日光浴をしていた人は25.7%、発症していない人で日光浴をしていた人は49.3%となり、日光浴がアルツハイマー病の予防になると示唆されました。
近年、皮膚癌や紫外線の害と言うことで日光を避け、極力日に当たらないようにしているのが習慣となっていますが、日に当たらないことによる害というのはまったく取り上げられてきませんでした。
激しい日焼けは避けた方が良いけれども、日に当たらなさすぎるのでは、また違った害があるということですから、ビタミンDの摂取と共に必ず、適度な日光浴を心がけるようにしましょう。