さて、バレンタインが近づいてきました。
バレンタインと言えばチョコレート。というわけで今回はチョコレートのお話です。
一般に、ヨーロッパにチョコレートが伝えられたのはスペイン人のコルテス将軍とされています。将軍は1519年にメキシコに遠征し、現地では高価で貴重な秘薬とされていたカカオ豆をすりつぶし、どろどろになった不思議な飲み物での歓待を受けました。
その後コルテスがカカオ豆をスペインに持ち帰ったことから、ヨーロッパにチョコレートが広まりました。
暫くの間スペインではチョコレートを門外不出としていましたが、17世紀の初め、フランス国王ルイ13世のもとにアンヌ王女が嫁ぎ、その時一緒にフランスへチョコレートが伝わったそうです。
しかし、実際にはコロンブスの方がコルテスよりも先にカカオ豆を見つけていたそうですが、当時コロンブスにはその価値が分からなかったとか。
さてそのチョコレート、400年も後の明治時代になって、やっと日本に入ってきます。
カカオ豆は脂肪分が豊富で水に溶けにくいのですが、この油を絞り取ることに成功したのがあの、ココアで有名なオランダ人のヴァンホーテンでした。
油を絞ったあと、カカオを粉にしたのがココアパウダーで、ココアの原材料になります。そして絞った油はココアバター。
当時、体温で溶ける唯一の植物性油脂として、坐薬や軟膏に使われたそうです。
また、1847年にはイギリスのフライ社が、世界で初めて固形のチョコレートを開発しました。ココアパウダーと砂糖、ココアバターを混ぜ、型に流し込んで固まらせた物がチョコレートです。
残念ながら僕は心配いらないんですけど、沢山貰う方は要注意です。
というのも、以前に書いた「糖質の過剰摂取」になるからです。
糖質も、過ぎれば仕事の能率が落ちるだけでなく、疲労感を増長させるばかりになるくせ者です。
チョコを食べると、ハッピーホルモンであるセロトニンが増えます。
なのでチョコ好きが多いのも頷けるのですが、セロトニンを作り出すにはトリプトファンというアミノ酸が必要で、体内のトリプトファンが枯渇してしまうと、そのうちチョコを食べてもセロトニンが合成されなくなります。
そうなるといくら食べても、前に感じたHappy感があまり感じられなくなって、無意識に食べる量がどんどん増えていくことになります。
大切な方へ送るチョコレート、女性の方はシュガーレス、キシリトールを使ったもの、糖質ゼロのもの、あるいは、カカオの含有量の多い製品であれば砂糖の使用量は少なくなりますから、このような物を選んでプレゼントしてはいかがでしょうか。
とりあえず僕は今年、姪っ子達からもらいました。低血糖とか糖質の撮り過ぎとか健康に悪いとか、頭じゃいろんなコト考えますけどやっぱり貰ったら嬉しいし、食べたらHappyになっちゃうんですよねぇ(笑)