たかが塩、されど塩
2012-01-21 16:17
クリケ歯科クリニック
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昨日は大雪とはならず、なによりでした。

先日お知らせに情報を載せたクローズアップ現代、ごらんになった方もいらっしゃると思いますが、インプラントの話題はやっぱり興味深いですね。
明日の午後は「健康まなび屋」さんのセミナー。
環境問題評論家・ジャーナリストである船瀬 俊介 先生の講演を主体にきいてこようと思っています。

さて今日は、人間が、というよりも生物が生きる上で欠かせない成分【塩】のお話。
油と同じで良い物、悪い物が同じに扱われているのでやっぱり気になります。

ではまず塩についておさらいです。
巷では色々な分類がなされているけど、判りやすく表示すると以下のようになるかと思います。

1・精製塩
海水から塩化ナトリウムだけ取り出したもの。塩化ナトリウムの純度が高くそれ以外の物は殆ど含まない。世間一般に広く使われている塩。

2・輸入塩
岩塩や天日塩、一部の海塩。

3・再生加工塩
海外から輸入された岩塩や天日塩などを海水で溶かし、塩化マグネシウムなどを加え再生加工したもの。

4・自然海塩
海から直接くみ上げ水分を蒸発させたもの。日本古来の製法で成分をまったく調整していない塩。

塩のうま味は雑味からくるもので、海のミネラルなどがどれだけ含まれているかで決まります。こういった塩は甘くて美味しいのが特徴で、ミネラル豊富な塩は血圧をあげず、むしろ下げるとさえ言われています。

上記の4種類のうち最もミネラル豊富なのは4の自然海塩です。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛など海の複雑なミネラルがそのまま凝縮されていて、美味しいだけでなく栄養価が高いことから、僕はこれを患者さん方にお勧めしています。

じゃあ3の再生加工塩も同じなんじゃないの?と思われる方も多いと思いますが、これは海外の安い岩塩や天日塩を海水で溶かし、煮詰めて結晶化させたものです。

岩塩も天日塩も元々殆どミネラル分はなく、たとえあったとしても煮詰めることでミネラルを押し出してしまうので「単に純度の高い塩」になってしまうのです。

そのため後から「塩化マグネシウム」「塩化カルシウム」などを添加して「海のミネラル入りの塩」の完成です。

これらはよく「○○の塩」などという名称で売られていますが、実際はその産地の海水で作るわけでもないのにおかしな表示をするものだと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

塩は自由化になって日が浅く、規制がまだまだ遅れているのが現状ですが、一刻も早い情報公開と、余計な添加物や人工物を加えない、人に優しい塩を販売して欲しいものですね。


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