サプリメントの位置づけについて岡本裕医師 によると
・単なるサプリメントをベースサプリメント
・健康食品をアクティブサプリメント
という分類になっています。
食事から栄養素を摂取出来ればそれに越したことはありませんが、現状は戦後に比べ、土壌や素材にもよりますが、相当量栄養素が不足しています。
又、季節により同一の素材でも栄養素の量は変わります。
日本には四季があり、旬の物を頂くということは味を含め、その季節の不足する栄養素が摂れるということでもあります。
輸入が盛んになって、海外から時期はずれの物が沢山入り、さらにハウス栽培等で生産時期がずれて来ています。
栄養素の推奨量(所要量)といった言葉を聞いたことがあると思いますが、
これは生命を維持するのに必要な量のことを言っているのであって、高いレベルに維持できるという意味ではありません。
そのため、健康を高く維持する為には、もっと多くの量を摂ろうと言うのが『オプティマルヘルス』という考え方です。
是非、覚えておいて損はない言葉です。
『オプティマルヘルス』という観点からこういったことを考えると、どうしても普通の食事では栄養素は不十分となってしまいます。
ベースサプリメントとは、もともと体内にあるか、食事として日常摂取できるものを言いますが、しかしながら、食事だけでは取れなくなっていることから、それらを別に補う必要が出てきているということですね。
対してアクティブサプリメントは、もともと体内にないか、あまり食べられない成分でできたサプリメントのことをいいます。
これらは何らかの効果を狙って摂ることが多く、薬に似た摂り方となるのが特徴であることから、
副作用は十分に注意して摂るべきものであるとも言えます。
サプリメントはあくまでもサプリメントで、薬じゃないんだからそう効くものではないという意見もよく耳にしますが、
実際は決してそうではなく、明らかな効果のあるものです。
ですから安易な摂り方をせず、余計な添加物などができる限り入っていない、天然の良質な原材料を使用したものを摂ることが重要です。
そういったものを探すのは大変ですが、根気よく探してみて下さいね。
『実はまちがっていた健康の常識』
岡本 裕 だいわ文庫 P76〜